CXの基本
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第6回 限月について

限月(げんげつ)とは、「期限の月」の略称で、商品先物取引における売買約定を最終的に決済しなければならない月のことです。投資家は注文する際には限月を指定する必要があります。

また、限月には納会(のうかい)というものがあります。納会とは最終立会日のことで、個人投資家がネット取引をする場合、通常は現物の受け渡しを行いませんので、納会日までに投資家は反対売買をして決済する必要があります。

期先の出来高が多い

決済期限が近い限月のものから「期近」(きぢか)、「期中」(きなか)、「期先」(きさき)と呼びます。

国内の商品先物取引は期先の出来高が多いのが特徴です。大阪証券取引所の日経225先物や海外の商品先物取引は期近の出来高が多いですが、国内の商品先物取引は個人投資家の割合が相対的に高いため、取引期間の長い限月が好んで取引されています。

下表はある日の東京金の限月別の出来高です。期先に行くほど出来高が多いことが分かると思います。従って、通常新規に取引を開始するときは最も期間の長い限月に注文を出します。下記の例であれば、2010年4月限を使います。2010年4月限の建玉は2010年4月の納会日まで取引を維持することができますが、手前に来るに従って、出来高が少なくなり、流動性のリスクが高まります。

流動性のリスクとは、出来高が少なくて、必要な時に思うような価格で売れないリスクのことです。出来高が少ない限月で大量の注文を出そうとすると、自分が出した注文によって、自分にとって不利な方向に価格が動いてしまうことがあります。従って、できるだけ出来高の多い期先の限月で取引をした方が良いということになります。

<2009年4月28日の東京金の限月別出来高>
2009年6月限
2009年8月限
2009年10月限
2009年12月限
2010年2月限
2010年4月限
346枚
342枚
365枚
2,009枚
10,575枚
35,440枚
乗り換え(ロールオーバー)について

引き続き建玉を維持したいが、流動性リスクは避けたいという人には、乗り換え(ロールオーバー)というテクニックがあります。

先の東京金の例で言うと、一番手前の2009年6月限が納会を迎えると、新たに2010年6月限が生まれます。これを発会と言います。2010年6月限が発会すると、2010年4月限は一つ手前に来ます。2010年4月限に買玉を持っている場合、その買玉を転売して、新規に2010年6月を買うと、一番期間の長い限月で買玉を維持することができます。これを乗り換え(ロールオーバー)と言います。

ただし、乗り換えを行う際には売買手数料がかかります。また、乗り換えの際には限月間の価格差(サヤ関係)にも注意が必要です。


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第1回 東京工業品取引所のシステム変更について
第2回 大豆・トウモロコシの天候相場について
第3回 続・大豆・トウモロコシの天候相場について
第4回 東京工業品取引所の立会時間延長について
第5回 東京工業品取引所の注文の種類の変更について
第6回 限月について
第7回 天候相場の注目統計
第8回 商品先物取引のレバレッジについて
第9回 倍率について
第10回 踏みとは何か
第11回 穀物の需給統計について
第12回 取引追証拠金について
第13回 作付面積について
第14回 天候相場の注目統計2
第15回 産金コストについて
第16回 金とドルの関係
第17回 商品間の相関関係
第18回 世界の大豆生産動向
第19回 CFTCの建玉明細について
第20回 ハーベスト・プレッシャーについて
第21回 日経・東工取商品指数(TOCOM NEXT)について

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