CXの基本
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第10回 踏みとは何か

今回は商品先物取引独特の用語について解説します。市況解説を見ると、「踏みが出た」とか「踏み上げになった」といったコメントを見ることがあります。「踏み」とは含み損になっている売り方が損失を覚悟で買い戻すことを言います。ちなみに、関西では「踏み」のことを「煎れ(いれ)」ということもあります。

「踏み」の反対の意味で投げ売りという言葉があります。投げ売りは含み損になっている買い方が損失を覚悟で決済することです。投げ売りという言葉は現物株を取引している方にも馴染みがあると思います。

商品先物取引の場合には、買いからだけではなく売りからも取引を開始することができるため、このような言葉があります。

英語では「踏み」に近い言葉にショートカバーという言葉がありますが、これは売玉の買戻しという意味で損切りだけではなく、利食いの時もあります。ちなみに買玉の手仕舞い(決済)のことはロングカバーとは言いません。


踏み上げをどう捉えるか

「踏み」という専門用語があるのは、それが相場動向を読む上で重要だからです。踏み上げが起こっているか、あるいは踏み上げが起こりそうかということは価格の動きと取組を見ながら判断します。価格が上昇すると、売り方は含み損を抱えることになります。従って、価格が上昇しているのに取組が膨らんだまま減らない時は含み損となっている売玉が多くなっていると判断することができます。含み損となっている売玉が多くなっていると、買戻しが出やすくなります。まとまった買戻しが出ると一段高になります。

ちなみに、損勘定となっている建玉(たてぎょく)のことを因果玉(いんがぎょく)と言います。また、建玉とは未決済のポジションのことで、売りの場合は売り建玉(あるいは売玉)、買いの場合は買い建玉(あるいは買玉)と言います。

一方、価格が一段高となった時に取組が減っていると踏み上げが起こっている可能性が高いと見ることができます。踏み上げで取組が減り売り因果玉が減ると、その後の上昇力が弱まることになります。価格が上昇するには新規に買うエネルギーか売り方が買い戻すエネルギーが必要だからです。


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第1回 東京工業品取引所のシステム変更について
第2回 大豆・トウモロコシの天候相場について
第3回 続・大豆・トウモロコシの天候相場について
第4回 東京工業品取引所の立会時間延長について
第5回 東京工業品取引所の注文の種類の変更について
第6回 限月について
第7回 天候相場の注目統計
第8回 商品先物取引のレバレッジについて
第9回 倍率について
第10回 踏みとは何か
第11回 穀物の需給統計について
第12回 取引追証拠金について
第13回 作付面積について
第14回 天候相場の注目統計2
第15回 産金コストについて
第16回 金とドルの関係
第17回 商品間の相関関係
第18回 世界の大豆生産動向
第19回 CFTCの建玉明細について
第20回 ハーベスト・プレッシャーについて
第21回 日経・東工取商品指数(TOCOM NEXT)について

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