CXの基本
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第13回 作付面積について

2009年6月30日に米国農務省(略称USDA、United States Department of Agriculture)から大豆、トウモロコシの作付面積が発表されました。

穀物の供給量(=生産高)は収穫面積(作付面積×収穫率)×単収(イールド)で計算されます。従って、作付面積は供給量のベースとなりますので、毎年6月末に米国農務省が発表する作付面積の統計はマーケットが注目する重要な統計となっています。

今回の発表を受けてトウモロコシはストップ安になりました。米国農務省が発表したトウモロコシの作付面積は8,703.5万エーカーで、事前予想の平均である8,415.8エーカーを大きく上回りました。3月の作付意向面積は8,498.6万エーカーでした。一方、米農務省が発表した大豆の作付面積は7,748.3万エーカーで、事前予想の平均である7,830.5万エーカーを下回りました。3月の作付意向面積は7,602.4万エーカーでした。

3月の作付意向面積が作付開始前の3月上旬なのに対して、6月の作付面積は作付がほぼ終了した6月上旬の調査です。3月の作付意向面積がまさに農家の作付に対する意向調査なのに対して、6月の作付面積は実際にどれだけ作付をしたかの確認です。


作付スイッチは起こりにくくなっているのか

2009年は米国産地の長雨の影響で、トウモロコシの作付が遅れました。トウモロコシの作付の方が大豆よりも早く始まりますので、トウモロコシの作付が遅れると大豆に作付をスイッチすることがあります。

2009年もトウモロコシが遅れたため、6月末の発表では3月の作付意向面積に比べて、トウモロコシの作付面積が減り、大豆の作付面積が増えると予想されていました。しかし、トウモロコシの作付面積は作付意向面積よりも大きく、作付スイッチが起こっていなかったことが分かりました。

近年は品種改良技術の発達により、種子が多様化し、害虫に強い品種、熱波に強い品種、たんぱく質の多い品種、油分の多い品種などが開発されていると言われています。農家はニーズに応じて、種子会社から種子を手当てするのですが、種子が多様化しているため、種子の手当てが以前よりも早くなっていると言われています。推測の域を出ませんが、種子の手当てが済んでしまっているため、作付のスイッチが起こりにくくなっているという可能性はあります。


【大豆】(※単位:1,000エーカー)
大豆

【トウモロコシ】(※単位:1,000エーカー)
トウモロコシ

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第1回 東京工業品取引所のシステム変更について
第2回 大豆・トウモロコシの天候相場について
第3回 続・大豆・トウモロコシの天候相場について
第4回 東京工業品取引所の立会時間延長について
第5回 東京工業品取引所の注文の種類の変更について
第6回 限月について
第7回 天候相場の注目統計
第8回 商品先物取引のレバレッジについて
第9回 倍率について
第10回 踏みとは何か
第11回 穀物の需給統計について
第12回 取引追証拠金について
第13回 作付面積について
第14回 天候相場の注目統計2
第15回 産金コストについて
第16回 金とドルの関係
第17回 商品間の相関関係
第18回 世界の大豆生産動向
第19回 CFTCの建玉明細について
第20回 ハーベスト・プレッシャーについて
第21回 日経・東工取商品指数(TOCOM NEXT)について

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