FXの基本
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FX、CFDの基本をわかりやすく解説!トレードで勝つために必要な知識を得ることができます。

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FXの基本
第2回 市場別の値動きの特性

外国為替市場には、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場などがありますが、これは便宜的な呼び方で24時間取引はずっと繋がっています。東京市場では日本人しか売買できないという訳ではありません。米国勢が夜更かしをして、日本時間の午前中に参戦することもありますし、日本時間の午後に欧州勢の早起き組が参戦することもあります。ただし、FXは誰がどれだけ売買しているかは分かりませんので、誰が参戦しているかは値動きから推測するしかありません。
 従って、FXを取引する際には、主要な市場が今何時であるかを把握しておく必要があります。

3大市場対照表【冬時間】

また、欧米ではサマータイム制度が導入されています。サマータイム導入時は1時間早くなりますので、切り替わりの時には注意が必要です。欧米との時差が1時間変わることにより、値動きも1時間変わるからです。
また、米国と欧州ではサマータイムになるタイミングが異なります。米国では3月第2日曜日にサマータイムに入り、11月第1日曜日まで続きます。一方、欧州では一部除き、3月最終日曜日にサマータイムに入り、10月最終日曜日まで続きます。従って、3月の後半は米国だけがサマータイムで、欧州は冬時間という時期があります。さらに、いつからサマータイムにするかは各国の政策ですので、サマータイムに入る時期が年によって変わることもあります。1986年から2007年まで、米国では開始日は4月第1日曜日でしたが、2007年からは「包括エネルギー法案」の可決によりサマータイムの期間が約1ヶ月延びました。ちなみに、サマータイムという言い方はイギリス英語であり、米国ではサマータイムのことをデイライトセービングタイムと言います。

市場別の値動きの特徴
 東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場、それぞれに値動きの特徴があります。一番の特徴は東京市場よりロンドン市場、ニューヨーク市場の方が値動き(ボラティリティー)が大きいということです。
 東京市場の値動きが小さいのは「実需」の参加者が多く、売り買いが拮抗しやすいからです。「実需」とは自動車メーカー、石油元売り、商社など本業で為替取引が必要な人たちです。彼らは輸入したものを決済したり、受け取った外貨を円転したりするために、為替取引に参加します。彼らがあらかじめ決まった日時にドルを買ったり売ったりすることで、値動きのパターンが生まれ、そこにトレードチャンスが生まれます。値動きのパターンについては回を改めて解説します。 一方、為替の値動きから利益を上げようとしている人たちがいます。それが、「投機筋」です。東京市場に比べると、ロンドン市場、ニューヨーク市場は「投機筋」の割合が多くなります。そのため、ロンドン市場、ニューヨーク市場では値動きが大きくなります。
 従って、東京市場での値動きは比較的穏やかです。一本調子に動くのではなく、上昇する時は押し目を入れながら、下落する時は戻りを入れながら、という値動きが多くなります。例えば、東京時間で値段が上がったとしてもそこでは実需の売りが入って押し戻されることになります。下落した場合は逆に実需の買いが下値を支えます。
 一方、ロンドン市場、ニューヨーク市場では「投機筋」の割合が多いため、直前の高値・安値や主要なサポート・レジスタンスをブレイクした時や発表された経済指標がサプライズ(予想外)なものであった場合、押しや戻りを入れずに一気に動くことがあります。
 トレードをする際は常に時差を意識しておくことが必要です。例えば、冬時間の場合、16時頃から欧州の「投機筋」が参入してくる可能性があることを念頭に置いておく必要があります。16時以降に大きく価格が動いたり、相場の方向性が変わったり、ということがよくあります。

 

※ここに記載している内容は一般的な傾向であり、必ずこのように価格が動くという訳ではありません。実際のお取引は自分自身の判断で行ってください。

Backnumber
第1回 24時間取引できることの意味と値動きの特徴
第2回 市場別の値動きの特性
第3回 時間帯別の値動きの特性
第4回 価格を動かす経済指標(米国編)
第5回 ノックアウト・オプションについて
第6回 ドル円の1年間の値動きについて
第7回 スプレッドとスリッページについて
第8回 FXの売買戦略について
第9回 レバレッジについて
第10回 通貨コードについて
第11回 ストレート通貨とクロス通貨
第12回 ストレート通貨とクロス通貨の値動き
第13回 ドル円の年間の価格変動幅
第14回 為替と金利の関係
第15回 7月・8月のドル円の値動き
第16回 通貨毎の取引シェア
第17回 資源国通貨
第18回 為替の出来高・取組
第19回 ユーロと金
第20回 フィキシングについて
第21回 ペイオフレシオと勝率
第22回 週末越えのリスク
第23回 FXの買いと売り
第24回 FXの内部要因〜海外編〜
第25回 FXの内部要因〜国内編〜

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