FXの基本
トップページ  >  学習ガイド  >  FXの基本

FX、CFDの基本をわかりやすく解説!トレードで勝つために必要な知識を得ることができます。

Back number:
FXの基本
第3回 時間帯別の値動きの特性

今回は東京時間の時間帯別の値動きの特性について解説します。もちろん、価格はそれだけで動いているわけではありませんが、相場のクセを知っておくとトレードに役立ちます。

ドル円の1日の値動き(2005年1月〜2008年11月)

仲値に向けた動き
 東京時間の午前10時頃に向けて円安ドル高になる現象がしばしば見られます。これは9時55分頃のレートに基づいて、10時に仲値が決定されるからです。仲値とは個人や企業が外貨を売買する際の指標となるレートです。一般的に9時55分頃の仲値レート決定時間にかけてドル買いが強まる傾向があります。
 日本の企業にとってドル買いとは日本から外国への支払いに伴うドル転(円からドルへの転換)です。一方、ドル売りとは外国からの外貨受取りに伴う円転(ドルから円への転換)です。支払いについては自分が行うことなので、支払金額も支払い時期も決まっています。一方、受取りについては相手があることなので、支払いに比べると不透明です。そのため、ドル買いは仲値前後に集中し、ドル売りは終日続きます。
 為替の市況を見ると、しばしば「仲値不足」という言葉が聞かれます。「仲値不足」とはドルが不足しているということです。企業の決済が多い日には、仲値にかけて、ドル買いが強まります。その日のドル買いのレートが、仲値を基にして決められるからです。仲値が決まった後で、ドルが上昇したとしても、銀行は企業との決済を仲値ベースで行わなくてはなりません。ですから、その日に必要なドルを手当てするため、仲値が決まる午前9時55分にかけてはドル買い需要が強まります。
 特にドル需要が高まる日としてゴトウ日があります。ゴトウ日とは5日・10日・15日・20日・25日・30日といった5で割り切れる日です。ゴトウ日は決済量が増えるため、ドル需要が高まります。特に20日までのゴトウ日の方が25日・30日よりもドル需要が高まると言われています。また、曜日別では、月曜日と金曜日にドル需要が高まると言われています。
もちろん、毎日、必ず9時55分にかけて円安ドル高になる訳ではありません。しかし、9時55分前後まで上昇し、その後、昼前後にかけて調整安になるという展開はしばしば見られます。 なお、仲値に似たものとして「ロンドン・フィックス(London Fixing)」があります。為替市況などで「ロンドン・フィックスにかけてドル買いが強まった」などの表現でしばしば登場します。日本と違って、ロンドン・フィックスは投資信託など証券取引に絡んだ決済レートに利用されることが多いようです。ちなみに、ロンドン・フィックスが決まるのは、ロンドン時間で午後4時ですので、日本時間では午前1時になります(冬時間の場合)
なお、投資LAB.の投資研究室には「相場天気予報」というコーナーがあります。これは過去の値動きを基に明日はどのような値動きとなる傾向があるのかを示したものです。トレードの参考にしてください。

 

※ここに記載している内容は一般的な傾向であり、必ずこのように価格が動くという訳ではありません。実際のお取引は自分自身の判断で行ってください。

Backnumber
第1回 24時間取引できることの意味と値動きの特徴
第2回 市場別の値動きの特性
第3回 時間帯別の値動きの特性
第4回 価格を動かす経済指標(米国編)
第5回 ノックアウト・オプションについて
第6回 ドル円の1年間の値動きについて
第7回 スプレッドとスリッページについて
第8回 FXの売買戦略について
第9回 レバレッジについて
第10回 通貨コードについて
第11回 ストレート通貨とクロス通貨
第12回 ストレート通貨とクロス通貨の値動き
第13回 ドル円の年間の価格変動幅
第14回 為替と金利の関係
第15回 7月・8月のドル円の値動き
第16回 通貨毎の取引シェア
第17回 資源国通貨
第18回 為替の出来高・取組
第19回 ユーロと金
第20回 フィキシングについて
第21回 ペイオフレシオと勝率
第22回 週末越えのリスク
第23回 FXの買いと売り
第24回 FXの内部要因〜海外編〜
第25回 FXの内部要因〜国内編〜

新規会員申込はこちら
運営会社:岡藤商事株式会社