FXの基本
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第4回 価格を動かす経済指標(米国編)

為替を動かす要因にはいろいろなものがありますが、定期的に発表される経済指標は押さえておきたいところです。いつ、どのような発表が知っておくことでトレードに役立てることが出来るからです。
経済指標は各国で発表されており、その国の通貨に影響を与えますが、今回は米国の経済指標に焦点を当てます。
米国の主な経済は下記の通りです。この中で、最も重要な経済指標の一つが毎月第1金曜日に発表される雇用統計です。

《米国の主な経済指標》
《米国の主な経済指標》
※発表時間はニューヨーク時間

雇用統計はなぜ注目されるのか
 今回は雇用統計を例にとって経済指標発表時のトレードについて説明したいと思います。雇用統計が為替を取引する人にとって注目されるのは、雇用統計の発表によって価格が大きく変動するからです。
 雇用統計により価格が動くのは事前予想と実際の発表数値が大きく異なることがあるからです。サプライズ(予想外)が起こりやすいのが雇用統計です。雇用統計では幾つかの数値が発表されますが、重要なのは失業率と非農業部門雇用者数です。この二つの数字が事前予想と大きく異なると為替相場は大きく動きます。
 また、経済統計の中で最も早く前月のデータが発表されるのが雇用統計であり、速報性が高いということも注目される理由の一つです。
 なお、雇用統計の2日前にADP雇用統計が発表されます。ADP雇用統計とは、米国の給与計算アウトソーシング会社であるADP(Automatic Data Processing:オートマティック・データ・プロセッシング社)が発表する民間発表の雇用調査レポートです。ADP雇用統計は、2006年5月から開始された比較的新しい経済指標で、政府機関の雇用が含まれていないため、雇用統計の先行指標にはならないという見方もありますが、徐々に注目度が増しています。ADP雇用統計の内容が良いと雇用統計の数字も良いのではないかというムードになりますし、ADP雇用統計が悪いと雇用統計も悪いのではないかというムードになります。

経済指標発表時のトレード
 経済指標では事前予想と実際の発表との違いが大きければ大きいほど価格の動きは大きくなります。事前予想は1週間前にはほとんど分かりますが、直前で変更になることもありますので、注意が必要です。事前予想と同じであれば、内容が良くても悪くても基本的には相場は動きません。その内容は既に価格に反映されているからです。これを織り込み済みと言います。しかし、雇用統計の場合は事前予想とほぼ同じでも価格が大きく動くこともあります。発表前にポジションが変化しているからだと思われます。つまり、マーケットが織り込んでいる数字と事前予想の数字が異なっているということです。
経済指標発表時のトレードには幾つかありますが、代表的なものとして、短期での順張りと逆張りの戦略についてご紹介します。順張りは発表により動いた方向にポジションを取ることです。予め逆指値の注文を入れておく人もいます。一方、逆張りの場合は大きく動いた後の調整を取りに行く戦略です。大きく動いた後、反対方向に動き始めたときにポジションを取ります。いずれも短期で小さな値幅を取りに行く戦略です。
もちろん、経済指標発表時には取引をしない、ポジションを小さくしておくという戦略もあります。その場合には大きく動いても大丈夫なように対処しておく必要があります。 また、経済指標はファンダメンタルズに変化を与えることもあります。大きなトレンドの変化に繋がることもありますので、重要な経済指標はウォッチしておきたいところです。

※参考文献『一番売れている投資の雑誌ZAiが作った「FX」入門』(ダイヤモンド社)

※ここに記載している内容は一般的な傾向であり、必ずこのように価格が動くという訳ではありません。実際のお取引は自分自身の判断で行ってください。

Backnumber
第1回 24時間取引できることの意味と値動きの特徴
第2回 市場別の値動きの特性
第3回 時間帯別の値動きの特性
第4回 価格を動かす経済指標(米国編)
第5回 ノックアウト・オプションについて
第6回 ドル円の1年間の値動きについて
第7回 スプレッドとスリッページについて
第8回 FXの売買戦略について
第9回 レバレッジについて
第10回 通貨コードについて
第11回 ストレート通貨とクロス通貨
第12回 ストレート通貨とクロス通貨の値動き
第13回 ドル円の年間の価格変動幅
第14回 為替と金利の関係
第15回 7月・8月のドル円の値動き
第16回 通貨毎の取引シェア
第17回 資源国通貨
第18回 為替の出来高・取組
第19回 ユーロと金
第20回 フィキシングについて
第21回 ペイオフレシオと勝率
第22回 週末越えのリスク
第23回 FXの買いと売り
第24回 FXの内部要因〜海外編〜
第25回 FXの内部要因〜国内編〜

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