FXの基本
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FX、CFDの基本をわかりやすく解説!トレードで勝つために必要な知識を得ることができます。

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FXの基本
第5回 ノックアウト・オプションについて

FXの市況で「オプションの防戦売り(あるいは防戦買い)で上げ止った(下げ止った)」と言った表現を見たことがある人もいるのではないでしょうか?オプションとは買う権利(コール・オプション)、売る権利(プット・オプション)のことですが、ここでいうオプションは通常ノックアウト・オプションと呼ばれるものです。
ノックアウト・オプションは、オプションの原資産(例えばドル円)の価格が、オプションの期間中に一度でも所定の価格に達すると権利が消滅するオプションのことです。この所定の価格をバリア価格あるいはノックアウト価格と呼びます。

トレードにどう活かすか
 個人投資家にとって重要なのはオプションの仕組みより、オプションが価格の動きにどのような影響を与えるかということだと思いますので、今回は価格の動きに焦点を当てて説明します。  例えば、ドル円で権利行使価格(ストライクプライス)100円、バリア価格90円のノックアウト・コールオプションの場合、ドル円の価格が満期までに一度でも90円に達した場合はオプションの価値が消滅してしまいます。
 そのため、ノックアウト・コールオプションの買い手はバリア価格に近づくと、その価格が付かないように買いに動きます。これが「オプションの防戦買い」です。ノックアウト・オプションのバリア価格はここ最近付いていない大台価格(100円や101円など)や準大台価格(100円50銭や101円50銭など)に設定されることが多いようです。
 従って、ここ最近付けたことの無い大台価格や準大台価格に近づいたときには、オプションの防戦買いや防戦売りで跳ね返されることがあります。この動きを利用して最初に大台に近づいたときには逆張りで仕掛けるという戦略が使えます。しかし、2回、3回と大台価格や準大台価格に近づくと、今度は押し返す力が弱くなり、大台を突破しやすくなる傾向があります。何度か押し返された後に大台を突破すると、今度は抜けた方向に大きく動くことがあります。いわゆるブレイクアウトの動きです。押し返された回数が多いほど、動きは強くなります。そこに溜まっているエネルギーが大きくなるからです。この場合は逆張りではなく、順張りでの戦略が有効と言えます。
なお、バリア価格はオプション価値の減少方向(コールの場合はドル円の下落、プットの場合はドル円の上昇)に設定されますが、逆の方向にバリア価格が設定されるものを、リバース・ノックアウト・オプションと呼びます。

※ここに記載している内容は一般的な傾向であり、必ずこのように価格が動くという訳ではありません。実際のお取引は自分自身の判断で行ってください。

Backnumber
第1回 24時間取引できることの意味と値動きの特徴
第2回 市場別の値動きの特性
第3回 時間帯別の値動きの特性
第4回 価格を動かす経済指標(米国編)
第5回 ノックアウト・オプションについて
第6回 ドル円の1年間の値動きについて
第7回 スプレッドとスリッページについて
第8回 FXの売買戦略について
第9回 レバレッジについて
第10回 通貨コードについて
第11回 ストレート通貨とクロス通貨
第12回 ストレート通貨とクロス通貨の値動き
第13回 ドル円の年間の価格変動幅
第14回 為替と金利の関係
第15回 7月・8月のドル円の値動き
第16回 通貨毎の取引シェア
第17回 資源国通貨
第18回 為替の出来高・取組
第19回 ユーロと金
第20回 フィキシングについて
第21回 ペイオフレシオと勝率
第22回 週末越えのリスク
第23回 FXの買いと売り
第24回 FXの内部要因〜海外編〜
第25回 FXの内部要因〜国内編〜

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