FXの基本
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第24回 FXの内部要因〜海外編〜

内部要因とは市場の内部に存在する要因のことで、取組状況や売買高や手口などのことです。一方、外部要因とは市場の外部に存在する要因のことで、政治・経済情勢など、いわゆるファンダメンタルズを指します。

FXはほとんどが相対取引ですので、株や商品先物のような取引所取引と違って、内部要因のデータはあまり公表されていません。

しかし、内部要因は値動きに影響を与えます。特に短期の値動きは内部要因の影響を強く反映します。

そこで、マーケットの参加者がウォッチしているのが、シカゴ・マーカンタイル取引所の国際通貨先物市場(International Monetary Market)のポジションです(IMMポジション)。

CFTC(U.S. Commodity Futures Trading Commission、米商品先物取引委員会)は毎週火曜日の取引終了後の建玉数を集計して金曜日午後3時30分(米国東部時間)にCFTCのホームページで公表しています。Commitments of Traders(建玉明細)という名称です。

この建玉明細は2009年9月から発表形式が変更されています。CFTCでは一定の数量以上の取引をしている業者に対して報告義務を課しています。それが報告必要ポジション(Reportable Positions)です。それ以外は報告不要ポジション(Nonreportable Positions)となります。

大口の報告必要ポジションと小口の報告不要ポジションに分類することは従来と変わりませんが、報告必要ポジションの分類が2009年9月から細かくなりました。

2009年9月まで、報告必要ポジションは商業筋(Commercial)と非商業筋(Non-Commercial)の2つに分類されていましたが、新しい発表形式では.妊ーラー・仲介業者(Dealer/Intermediary)、∋餠皹人儷伴圈Φヾ愿蟷餡函Asset Manager/Institutional)、ヘッジファンド(Leveraged Funds)、い修梁召龍伴(Other Reportables)の4つに分類されています。分類をより細かくすることで、資金の流れの透明性を高める狙いがあります。

《 以前の形式 》

報告必要ポジション
報告不要ポジション
非商業筋
商業筋
買玉
売玉
買玉
売玉
サヤ取り
買玉
売玉

《 現在の形式 》

報告必要ポジション
報告不要ポジション
ディーラー・仲介業者
資金運用業者
ヘッジファンド
その他の業者
買玉
売玉
買玉
売玉
サヤ取り
買玉
売玉
サヤ取り
買玉
売玉
サヤ取り
買玉
売玉
サヤ取り

なお、現在でも以前の形式で発表されており、この中の非商業筋のポジションが特に注目されています。非商業筋はいわば投機筋のポジションです。商業筋(実需)ではありませんので、いずれこのポジションは解消されます。もちろん、IMMポジションは為替市場全体から見ればごく一部のポジションではありますが、多くの投機筋が同様のポジションを持っているのではないかと類推することは出来ますので、指標として機能します。

例えば、投機筋のネット・ポジションが大幅な売り越しになっているということは、外部要因では弱い材料が沢山出て相場は下げている状態です。ところが、投機筋のネット・ポジションが大幅な売り越しになっている場合、きっかけ次第では買戻しが出て上昇します。

従って、過去のデータに比べて、投機筋のネットのポジションが膨らんでいる場合には、そのポジションの反対方向に動く可能性がありますので、注意が必要です。


IMMというキーワードで検索すると沢山のサイトがヒットします。中には投機筋のネット・ポジションをグラフ化している所もあります。このようなサイトは便利ではありますが、元データがどのように発表されているかを知った上で活用した方が良いでしょう。

 

※ここに記載している内容は一般的な傾向であり、必ずこのように価格が動くという訳ではありません。実際のお取引は自分自身の判断で行ってください。

Backnumber
第1回 24時間取引できることの意味と値動きの特徴
第2回 市場別の値動きの特性
第3回 時間帯別の値動きの特性
第4回 価格を動かす経済指標(米国編)
第5回 ノックアウト・オプションについて
第6回 ドル円の1年間の値動きについて
第7回 スプレッドとスリッページについて
第8回 FXの売買戦略について
第9回 レバレッジについて
第10回 通貨コードについて
第11回 ストレート通貨とクロス通貨
第12回 ストレート通貨とクロス通貨の値動き
第13回 ドル円の年間の価格変動幅
第14回 為替と金利の関係
第15回 7月・8月のドル円の値動き
第16回 通貨毎の取引シェア
第17回 資源国通貨
第18回 為替の出来高・取組
第19回 ユーロと金
第20回 フィキシングについて
第21回 ペイオフレシオと勝率
第22回 週末越えのリスク
第23回 FXの買いと売り
第24回 FXの内部要因〜海外編〜
第25回 FXの内部要因〜国内編〜

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