テクニカル分析入門
トップページ  >  学習ガイド  >  テクニカル分析入門

テクニカル分析を分かりやすく説明します。

Back number:
テクニカル分析入門
テーマ:第17回 RSI(相対力指数)

RSIとは

RSIはRelative Strength Indexの略で、相対力指数と訳されます。 RSIはアメリカのテクニカル・アナリストのJ.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル指標であり、オシレーターの代表的な指標です。

オシレーターとは「振り子」という意味です。価格を指数化し、0〜100、あるいは、マイナス1〜プラス1のように、一定の範囲で上下に振幅することからこの名前で呼ばれます。RSIの他にサイコロジカルライン、ストキャスティクスなどもオシレーター指標です。


RSIの計算方法

RSIの計算式は下記の通りです。計算式を見れば分かる通り、計算期間において、上昇・下落の勢いを見る指標です。RSIが100であれば、その計算期間は全て上昇していたということですし、逆にRSIが0であれば、その計算期間は全て下落していたということです。


《RSIの計算式》
n期間の上昇幅の累計÷(n期間の上昇幅の累計+n期間の下落幅の累計)×100


計算期間を長くすれば感応度は鈍くなり、計算期間を短くすれば感応度は鋭くなります。つまり、計算期間を長くすればRSIの振幅は緩やかになり、計算期間を短くすればRSIの振幅は激しくなります。計算期間はどの程度の感応度を求めるかによって変わりますが、短期では14、長期では42がよく使われるようです。ワイルダーも14を採用しています。


【図17-1】RSI

RSI


RSIの使い方

RSIが70以上であれば買われ過ぎ、30以下であれば売られ過ぎというように逆張りのシグナルとして使う方法があります。ただし、これを逆張りのシグナルとして使うと、相場の勢いが強いと全てダマシになります。つまり、相場が勢いよく上がる場合RSIは70以上に張り付きますし、逆に勢いよく下げる場合には30以下に張り付くからです。

ですから、トレンドが出ている相場でRSIをこのような逆張りの指標として使うことは有効ではありません。一方、保合い相場であれば、絶対的な価格を相対的な指数に変換してくれるので、有効な指標となります。

また、RSIを複数利用する方法もあります。例えば短期と長期を組み合わせて、その乖離幅を逆張りの指標として利用する方法があります。例えば短期RSIを14日、長期RSIを42日にして2本表示した場合、乖離幅が広がるということは過去42日の動きに比べて、過去14日間の動きが加速しているということです。この場合、短期的に買われ過ぎ、売られ過ぎとなっている可能性があります。


【図17−2】2本のRSI

2本のRSI


ダイバージェンス

ワイルダーは著書の中で最も重要視しなければならないのは、価格とRSIのダイバージェンス(逆行現象)であると述べています。ダイバージェンスとは価格とRSIがお互いに反対の方向に動く状態のことです。つまり、価格が上昇しているにもかかわらずRSIが下落していること、あるいは、価格が下落しているにもかかわらずRSIが上昇していることです。

ダイバージェンスは相場反転のサインと言われますが、強いトレンドが出ている時にはダマシになりやすいので、注意が必要です。


【図17−3】ダイバージェンス

ダイバージェンス



バックナンバーはこちら
Backnumber
第1回 テクニカル分析の意義
第2回 ローソク足の見方と判断法
第3回 酒田五法
第4回 トレンドの定義
第5回 サポートとレジスタンス
第6回 トレンドライン
第7回 チャネルラインと目標価格
第8回 天底転換パターン
第9回 天底転換パターン
第10回 中段保ち合いパターン
第11回 中段保ち合いパターン
第12回 移動平均線
第13回 移動平均線
第14回 ボリンジャーバンド
第15回 フィボナッチ
第16回 平均足
第17回 RSI(相対力指数)
第18回 テクニカル指標の変数

新規会員申込はこちら
運営会社:岡藤商事株式会社